コミュニケーション、人間関係で悩む力を鍛え、モチベーションを上げて問題解決に挑むための道筋

人間関係改善のためのコミュニケーション 円滑なコミュニケーションは豊かな人間関係を育みます。

 

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▽▲よりよい人間関係メールニュース第33号▼△     発行:2010-4-5
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 チーム医療 梅本です。
  昨日、偶然とてもおもしろいテレビ番組「バリアアリー」を見ました。
  今後の大きな課題の一つである、介護問題に一つの可能性を感じました。

 

 「バリアアリー」というのは、もちろん「バリアフリー」のしゃれです。
  これは「夢のみずうみ村」(代表:藤原 茂)というところが行っている高齢者
に意識的にバリア(壁)を与えて、一人ひとりの能力を引き出すプログラムです。

 

 http://www.yumenomizuumi.com/index.html


 このプログラムのすごいところは、9割の利用者の介護度を、維持するか改善
させている実績です。
  しかも、そのやり方は今までの常識をくつがえすようなものなのです。

 

 私が、魅力を感じたのは「片手でやれる料理教室」です。この教室の先生は、
自分自身が手に麻痺がありますが、「楽することしか考えないのよ」と言いながら
いろいろな料理法を考案しています。

 

 例えば、3本の釘を打ったまな板での料理法や、固定してりんごの皮のむく方法
などの工夫が、おもわず「へー」と言いたくなるほどおもしろいのです。

 

 他にも、施設内だけに使える「ユーメ」という貨幣を使った「カジノ」や「マー
ジャン」そして「カラオケ」「プール・リハビリ」、さらには「何もしない」や
「のんびり」までユニークな100種類以上のメニューを自分で選びます。
  つまり、自分で自分の一日の過ごし方を決めることが出来るのです。

 

 ここでの食事は、ご飯や味噌汁も全部自分でよそい、自分で食べなくてはなり
ません。これが、すべてリハビリになります。
  利用料も安く、利用者の方々は遠方からの利用者もいるくらい人気が高まって
います。利用者の楽しそうで明るい表情が、とても印象的でした。