コミュニケーション、人間関係で悩む力を鍛え、モチベーションを上げて問題解決に挑むための道筋

人間関係改善のためのコミュニケーション 円滑なコミュニケーションは豊かな人間関係を育みます。

 

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-コミュニケーションに関して日々思うことや参考事例・講座情報を配信します-
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▽▲よりよい人間関係メールニュース第5号▼△     発行:2009-07-13
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  チーム医療の梅本です。

 今日は、今10回に分けてほぼ毎月1回行っているNLPトレーニングでの事
例をご紹介します。事例紹介の了解をいただいていますので、なるべく内容をそ
のままお伝えしたいと思います。
 
  学んでいるテクニックは、「アクセシング・ステート」という自分がこうあり
たいという望ましい状態になる、アクセスするための方法です。

 

 事例をお話下さったTさんは、営業の電話をかけるのが苦手です。
 そこで、営業電話をかける前に、どのようなことを考えているかについてお話
していただきました。

 

 Tさんは、次のように自分の悩みを話してくれました。
(1)電話をかけると、相手は嫌々話を聞いている気がする。
(2)相手は、忙しいのに電話に出てくれているのではないかと考えてしまう。
(3)仕事の話をしたい人に、なかなかつながらないのではないか?と思う。

 

 このような考えをしていれば、その時に湧き上がる感情・気持ちは当然否定的
になってしまいます。
 事実Tさんは、いつも「不安」「緊張」「自信がない」と感じるといいます。

 

 そこで、Tさんにどのような状態・気持ちでいたいのかを聞いてみました。
 その返事は、「前向きな気持ち」「リラックス」「自信」です。
 では、この「前向きな気持ち」「リラックス」「自信」にアクセスしたらどの
ような考えが浮かぶでしょうか?

 

 Tさんの答えは、次のようなものです。
(1)電話をかけると、相手はちょうどよかったと言ってくれる。
(2)ゆっくりと話せる。
(3)相手の話がよく聴ける。

 

 そこで私は、Tさんに次回までに「前向きな気持ち」「リラックス」「自信」
にアクセスしてから、電話をかけてもらうという宿題を出しました。

 

 以前、私達は、自分以外の人々とのコミュニケーションだけではなく、自分自
身ともコミュニケーションしているというお話をしました。Tさんの事例は、ま
さに自分自身とのコミュニケーションの例です。
 
  次回の結果がとても楽しみです。